くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

推し本・読書感想文

人生を慌ただしくし始めたら読む小説

周囲の歩く速さが気になり始めたり、キャリアにおいてはそうであっても人生において本当に必須なのかどうかはよく考えた方がよい成果物をわけもわからず急がなければいけない、という切迫感を感じ始めたら、それは自分自身の心の疲労のサインだと私は受け取…

本を少しずつ読むということを覚える

ずっと気になっていた本。イタリアで物書きをしている著者が、アルプスの山の麓にある山小屋に引きこもる話です。 これまで本は一気に読んできた人生でしたが、最近一晩一晩、一章ずつ、少しずつ読み進める楽しさ、みたいなものもあるのでは?と思い立ち(遅)…

買い物は1年に一度、この時期くらいに集中させたい

ねんにいちどの のみのいち こどものとも年中向き 通巻123号 作者:高松 葉・ぶん 大島英太郎・え 福音館書店 Amazon ふゆのいちばへおかいもの 作者:大井戸 百合子 福音館書店 Amazon 年の瀬が近づいてくると思い出すのがこの絵本たち。年に一度のお買い物だ…

欲しい本リストを整理しておく

フォンターネ 山小屋の生活 (新潮クレスト・ブックス) 作者:パオロ・コニェッティ 新潮社 Amazon ツイッターでこの本面白そう、読みたい、といいねしても、ツイッターはどんどん流れていってしまうので、ここらでまとめてリスト化して日記に残しておくことに…

この漫画が欲しいで再考する本棚のこと

マダムたちのルームシェア 作者:seko koseko KADOKAWA Amazon Twitterで見かけてからずっと追いかけている漫画。気がついたら書籍化していたようで!これ好きなんですよね〜自分もこんなふうに晩年ルームシェアができるような友達関係を築いて過ごしていきた…

将来のリノベに向けて台所について勉強したくて、『台所図鑑』

台所図鑑~キッチンには人生がつまっている 作者:大木奈ハル子,三田みどり 大和書房 Amazon 注文していた本が届きました。そのうちの一冊は、以前ブログを巡っていて一目惚れした赤いコンロを置いていたていないさん。(大木奈さん) ブログで日記を毎日書く…

幸せに生きることと二つの意味の「解放」

お気に入りのお店でいただいたほやのお刺身。久しぶりに東北にやってきました。実家への帰省ではなく、コロナでずっと延期になっていた友人の結婚式のため。 友人は同い年の地元の人と結婚したので、結婚式はプチ同窓会状態。タイムスリップしたかのようなハ…

なんやかんやと読書会Day

零度のエクリチュール 新版 作者:ロラン・バルト みすず書房 Amazon 宇多田ヒカルさんもデリダからのバルトを読んでいるという話を小耳に挟み、やっぱり良いもの創る人はこういうのを読んでいるのかぁと色々と納得してしまった。 米津玄師さんもそうだけど、…

読書記録:対象ではなくまず自己に矢印を『真のダイバーシティをめざして』

真のダイバーシティをめざして―特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育 作者:グッドマン,ダイアン・J. 上智大学出版 Amazon 『真のダイバーシティをめざして 特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』ダイアン・J・グッドマン 新年1…

2021年印象に残った本/読み物リスト

遅刻の誕生―近代日本における時間意識の形成 作者:毅彦, 橋本,茂久, 栗山 三元社 Amazon 今年読んだ本は65冊。他、修士論文とは関係なく色々な論文も読み、ネット記事もたくさん読みました。今日は今年一年間を振り返って、印象に残った本と読み物についてま…

原著を読むということの大切さ

方法序説 (岩波文庫) 作者:デカルト,谷川 多佳子 岩波書店 Amazon 「困難は分割せよ」 よくデカルトの言葉として紹介されますが、デカルトのどの著作の中で、どんな背景の中で述べられた言葉なのか、ということまで紹介されることは少ないです。 色々調べて…

家での研究のお供たち〜伴走のための重要項目3点〜

www.youtube.com 修論に使う文献のほとんどが英語のため、文献は基本的にグーグルスカラーで検索したり、大学の文献サービスでサーチをかけて、海外の論文閲覧サービスを大学経由で使って読むこと多いため、大学に行く用事がない最近(新しい分野を開拓せず…

ついに読み終えて

Harry Potter: シリーズ全7巻: Harry Potter: The Complete Collection ハリー・ポッタ (Harry Potter) 作者:Rowling, J.K. Pottermore Publishing Amazon お金がなく本を買ってもらえない家の子で、人気過ぎて予約が回って来ずに読み切ることのなかったハリ…

変化するはずがない、という人の傍らで

どーん、あんこう。もう今年もあと1ヶ月かと思うと感慨深いです。オミクロン株で色々ざわめく最近ですが、今年初めて両親と食事ができました。会話はひっそりとでしたが、冬に実家に遊びに来る予定だという姪っ子へのお年玉も渡せておいてよかった(我が家は…

消費という行動について問いなおす

人間の条件 (ちくま学芸文庫) 作者:ハンナ・アレント,志水速雄 筑摩書房 Amazon 私たちは、自分の周りにある世界の物をますます早く置き代える欲求にかられており、もはや、それを使用し、それに固有の耐久性に敬意を払い、それを保持しようとする余裕をもっ…

果たして誰が貴族なのか、あのこってどのこ

あのこは貴族 (集英社文庫) 作者:山内マリコ 集英社 Amazon 映画が気になりつつ、上映中には観に行けず。ふと図書館の返却本コーナーに原作を発見したので借りて読みました。 読み終えて思ったのは、果たして貴族とは誰なのか、ということ。 サピエンス全史…

新しい料理に挑戦したい

最近「馴染みのない国の料理」に興味津々。というのも、自分自身の、これで酒が進むよね、なフルコースにマンネリ化を感じるから。 メニューに新風を吹かせたい、とどこぞの多国籍居酒屋の店長みたいなことを考えながら生活してる。 なので本屋に行くと、自…

9月サ活(1) サ飯のコース料理が食べたい

本当は週1、もしくは2週に1でサウナに行きたいのですが、なんだかんだと忙しさに追われて3週間くらい空いてしまう。 めちゃめちゃ肌がつるつるになるので、月2くらいで行きたい... 今日は秋の風が吹いたせいか、涼しかったのか普段より長めにサウナに入りた…

読書の秋に向けて、読みたい本リスト2021秋

最近研究に関するものもそうでないものも含めて積読がめちゃめちゃたまっております。 情報があっちこっちにいかないようにちょっとまとめてみたいと思います。 小説 小川洋子の『ことり』 ストーリーも気になるのですが、ことりの声をどんなふうに描いてい…

田舎に女が暮らすということのリアル『農ガール、農ライフ』感想

ここ数ヶ月時代劇系小説にハマっていたのですが、久しぶりに現代の物語に戻ってきました。図書館にてジャケ買いならぬ、ジャケ借り。キラキラ系田舎移住成功譚かと思いきや、「女が田舎で暮らすとは」に関するリアルな要素がてんこ盛り、新規で農業をやると…

『国家』第10巻「芸術模倣説」「詩人追放論」を読んで考えさせられたやりたい仕事について

国家 上 (岩波文庫) 作者:プラトン,藤沢 令夫 岩波書店 Amazon 1年くらいかけて、プラトンの『国家』 をじっくり読んできたのですが、ついに本日最終巻10巻を読み終わりました。 全体を通しての感想はじっくりノートにまとめられたら文章化したいなと思って…

習慣化×レコーディング

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) 作者:ポール.J・シルヴィア 発売日: 2015/04/08 メディア: 単行本 本日再々訂正くらいした研究原稿について、最終提出前の自分で決めた締め切り日でした。2月末に一度完成させて…

私たちはいつ学ぶのか

www.47news.jp 「教育虐待」という言葉はそれなりに人口に膾炙されているとは思いつつ、そこへの危機感や認識については簡単に考えられている現状はまだまだあるな、ということを実感したニュースでした。 ここまで追いつめることはなくても、私の友人にも「…

10点でもいい、まずはアウトプットを出すの精神

写真は最近SNSで話題の赤城乳業のバターアイス。論文の第一稿を先生に送り終えて、喜びのおやつタイムです。想像以上に濃厚で、あと想像よりも甘かったです。バターと聞いて私の脳内が勝手に有塩バターを想像してしまっていたからかもしれません。ちゃんとお…

スーパーの非正規雇用で働く勤続10年のシングルマザーが、「昨日入ってきた高校生の女の子となんでほとんど同じ時給なのか」という問いへの返事を考える

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書) 作者:小熊英二 発売日: 2019/07/17 メディア: Kindle版 短い年末年始でしたが、大量の積ん読を準備して、暇さえあれば読書をしていました。小説も読んでいたのですが、学術文庫として読んで…

一日一万歩は歩きたい;散歩に意味をもたせたい

一日一万歩は歩きたいと思っています。 自転車がパンクして、課題やらご不幸に追われて未だ直せないので大学に行かず、そうすると文献も全部ネットで調べて集めるためにずっと家に引きこもることに。 セルフ外出自粛。 完全に運動不足な感覚は4月のソレと同…

kindle unlimitedでハリーポッターを読む

田舎でのんびりとした夏休み。 もってきたFireタブレットでkindle unlimitedのラインナップをのぞいていたらなんとハリーポッターを発見。 子どもの頃めっちゃ流行っていたのですが、人気だったためなかなか借りられず、結局未だに最終巻まで読めていないん…

暮らしと生きるを点検する。

勝間和代さんが最近出版されたNeoLifehackを読みました。 以前、ロジカル家事を読んで、 ・ホットクック導入 →家の食事が外食クオリティに(&家事の時間が短縮) ・食洗機導入 →もう手放せない ・買い物はネットスーパーに →ショッピングという時間が短縮(無駄…

この夏読む本を買ってきました

大学の夏休み期間中に、研究もそうですが自分自身とは直接的に関係がなくても身にしたい知識を詰め込みたい、 というわけで春先から気になっていた、デリダに手をつけることにしました。 まずは入門書で概要を勉強します。 おやすみなさい。

Kindle unlimitedを始めてからfireタブレットが気になっています

昨年大学院受験を考え始めてから、毎月の読書量が増えました。 特に増えたのが古典です。図書館で岩波文庫や新潮文庫の哲学や文学の古典を借りてきて読み漁り始めました。 違う本を読んでいるうちに、 「あれ?この前読んだ、同じ時期くらいの思想家のあの部…