くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

Gを蝉だと思うことにした

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Gは怖い。何がというとあのサイズ感であのスピードが出せるところ。

あと動き。人間と食料を奪い合う仲だからかもしれない。

 

私はGとは無縁の地で育った。大人になるまで、Gは見たことがなかった。

田舎で色々な虫とともに育った私は、最初Gをなめていたと思う。なんとかなるっしょ。

 

そしてなんとかならなかった。

 

まず捕まらない。素手では素早過ぎて無理だし。捕まえられてもするすると逃げるし、あり得ない隙き間に、知っていたかのように素早く入る。

というかフォルムが気持ち悪過ぎて無理だった。

 

大体フォルムがあんな感じの生き物は、大抵鈍い。カブトムシやクワガタもそうだ。一緒にするな!とカブトムシ、クワガタファンに怒られそうだけれども、彼らはフォルムが格好いい上に、動きはそこまで早くない。飛んでも早くない。

 

次に蛾。田舎に行くと、かわいいもんじゃない。大人の女性が手のひらを両手広げたサイズくらいの蛾が田舎にはいる。以外とそのあたりに静かに止まっていたりして、思わず見つけてしまったときは息が止まる。

田舎ではそんな巨大な蛾たちは別名モスラ、と呼ばれているが、本当にリアルモスラだ。

 

しかし蛾もGほど早くない。もちろん小さいやつは早いけれど、大きい蛾はこちらの動体視力で追うことが可能なスピードだ。多分人間の平均的な動体視力の方が高い。

 

Gは動体視力で追うには人間と互角か、個体に寄っては人間より明らかに早い。というか平均取ったら多分人間よりGの方が上。

 

しかも驚くべきはその繁殖力だ。びびった。わさわさいるのを見た瞬間、蛾はでかいモスラはあんなに大量発生しないし、カブトムシやクワガタは売れる。金になる。

 

見つけたら逃がしてやろうとか思ってた過去の私をひっぱたいてやりたい。

無理だ。

 

こうしてGの現実を知った私はG対策グッズを集めて対処にあたった。ブラックキャップを至る所に配置しておくし、ゴキブリジェットも装備完了。さらにゴキブリがいなくなるスプレーというやつを購入し、至る所にスプレーしまくる。

ゴキブリよけのハーブの香りを要所要所に置いて、定期的に交換もする徹底ぶりだ。

それでも、たまに、まれにでる。

 

もうトラップに引っかかった後で、弱っているのだが、ビニール袋とティッシュを重ねてつかもうとするのだが、触れない。

 

うぉぉぉ。

G、なんでこんなに、強敵なんだ。

 

退治ができても処理ができない。これはもはや物理的ではなく精神的な問題だと私は思った。

そう、精神的な問題だ。私のGに対する思い込みを外していこう。

 

まず、どうしてあんなに嫌になったのか。それは周りの人間が皆おなじように怖がっているからだ。夫もGにはめっちゃビビっている。

しかし冷静に考えれば、人間の方が強力なスプレーを持っていて、Gは特段毒を盛っている訳ではないので、人間の方がこの時点で強い。

 

進撃の巨人で言うところの巨人側は我々人間だ。しかもリヴァイ兵長みたいなすごい動きをするGが出てきたとしても、武器は持っていない。やつらは素手だ。しかも今のところ、リヴァイやミカサクラスのGとは出会っていない。

 

ふむ。だんだん強気になれてきた。もう少しだ。

 

さらに冷静に考えれば、Gは蝉に似ていないだろうか。

蝉も突然飛んできて人間を驚かせるし、夫は蝉が嫌いなので、毎夏恐怖を感じながら道を歩いていると言っていた。

しかも飛んだときのスピードはGより蝉の方が早い。Gは基本走ってしか逃げないし、飛んだときは以外と遅い。人間の動体視力が勝てる程度の早さでしか飛ばない。

 

そうだ。思い込めば良い。

Gは蝉と一緒だ。

田舎で育った私は、蝉は死ぬほど触ってきた。捕まえてよく虫取りかごにも入れて観察した。

そうだ、Gは蝉だ。

 

私の精神は整ったけれども、Gシーズンは終了した。また来夏、戦おう。