くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

タイ人の友達の結婚式に行ってきて、結婚式の在り方を考えさせられた

 

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タイ人の友達の結婚式に行ってきた。

片方が日本人、とかでなく二人ともバンコク在住のタイ人だ。会社経営者の娘の結婚式ということもあって、タイの中ではかなりいいホテルで、豪華に行われた。

ホテルといえど、タイの伝統的な挙式スタイルのものに参加したので、色々びっくりすることや、始めての体験があってそれも日記に書きたいのだけれど、それ以上に感じたことがある。

それは結婚式の在り方だ。

 

日本では最近スマ婚、というものが流行っている。おまけに30代を過ぎると、結婚式に呼ばれたくない、とか、結婚式には人生で五回しか行けないような制度にして欲しい、なんて声もあるらしい。

普通に欠席しますにすればいいじゃん、とも思うが、体裁が気になる人は気になるのだろう。

 

タイの結婚式は朝の7時から始まる。早めに始まって早めに終わるのかと思いきや、終了時刻は23時30分。

そう、ほぼ丸一日結婚式を行うのだ。

 

朝の7時から、まずは9人のお坊さんによる儀式から始まる。日本だと一人呼ぶだけで高額だし、一人いるだけで存在感がばっちりなのだが、それが9人。

新郎新婦も美しいタイの伝統衣装に身を包んでいるのだけれど、お坊さんのインパクトが脳内に一番良く残っている。

 

しかもお坊さんが念仏を唱えている間、新郎新婦や親は儀式に参加しているが、それ以外の人は出入り自由、疲れたら外でコーヒーブレイクしたり、軽食のクッキーをつまんだり、とても自由だ。

タイ人の心の広さに感動してしまった。

服装も、ジーパンの人もいる。

そう。関係ないのだ。ただ来てくれて、みんなでお祝いする、そんな結婚式の本質を見せつけられた気がした。

 

9時頃になると、お坊さん達による念仏が終わり、朝ご飯を召し上がられた後退席する。お坊さん達の朝ごはん中列席者は、外に出てコーヒーブレイクをしたり、中でスマホをいじったりしながらしばらく休憩といった感じだった。

 

新郎とその家族の姿が見えなくなったな、と思っていたら、儀式の準備をしていた。

新婦側の友人達も何やら花をつなげた紐を持って、庭にスタンバイし始めた。

 

しばらくするとにぎやかな音楽とともに、新郎が列をなして庭にやってきた。ちなみに新婦は式場の中にいる。

新郎を先頭に、後ろには親族達がきれいな金色の器に札束やら指輪やら果物の詰め合わせやらを持って歩いている。

アラジンの物語で王様の後ろに貢ぎ物を持った侍女たちが宝石を運ぶシーンがあったきがするけどまさにそんな感じ。新郎はどこかの王子様に見える。

まあ実際、この日ばかりは新婦の唯一の王子様なんだけどね。

 

そしてついに花をつなげたものをもった新婦友人達のもとへ。タイ語でよく分からないけど、通せんぼをしているよう。

新婦側の友人も新郎側の友人も大盛り上がりだ。若い男の子達が日本の大学生みたいに、ウェーイって言っている辺りにすごく親近感を感じた(笑)

そして何やら話しをした後、近くにある寝そべることができる椅子(よくリゾートにあるやつ)で腹筋を始めた新郎。

周囲は大歓声。

そして腹筋が終わると花は避けられて、新郎は音楽とともに先に進んでいった。

どうやら新婦の友人側から新郎が本当にふさわしいかテストされて、クリアすると花の先に進めるようだ。

 

この新郎への試練が3、4回くらいあっただろうか。

最後は新婦側の親族に大きな声で、新婦への愛を叫んでようやく新婦に会えたところで両家が出会い、式場へと入った。

 

ここまでの段階で、見ている側としてもかなり楽しい。日本だったら二次会でできそうな内容だけど、新婦の元に辿り着くまでに試練を乗り越えるというストーリーがあって、英語はいいけどタイ語はしらない、みたいな私達夫婦他、同じ英語オンリーの外国籍の友人達もめっちゃ楽しめた。

 

その後の両家ご対面後の流れは、まず日本で言うところの結納から始まった。

先ほど親族が運んでいた物を新婦側に差し出す儀式が始まった。この間ももちろん出入り自由。いつも扉は開いているし、飽きた子供はスマホでゲームをしていても静かにしていればノープロブレム私達夫婦は全てが物珍しかったので全部見た。

座る場所もぶっちゃけ自由。最前列は親族が座っているから避けたけれど。

写真も自由。式場のカメラマンだけでなく、普通にスマホなんかでみんな撮影してたので、私も撮影しまくった。

 

そして大体の儀式が終わったら撮影タイム。親族の写真撮影って日本では陰で式の前とか披露宴前にやるけれど、ここではみんなが見ている前で始まる。

親族で何パターンか撮影したあとは、友人の番。そう。友人もきれいな背景で写真を撮る。しかもカメラマンさんにお願いしたらスマホで撮ってくれた。

 

午前中までを振り返ると、とにかく二人との撮影をゆっくりする時間がたくさんあった。結婚式は慌ただしくて、主役と写真に写れる時間は結構限られていたりして、自分のスマホでは撮れずに後で共有されるのを待つ、みたいなこともあるけれど、タイではみんな写真が好きなのか、とにかく撮りまくるし、撮りまくる時間もある。

 

朝7時から、なんて大変だからもっと短くしましょう、と日本だったらなりそうだし、それ必要?みたいな感じできっとスマ婚が生まれたのだと思うけれど、二つの家族が結ばれる過程にも、ついに結ばれた二人とゆっくり過ごす時間もたっぷりあって、こんな結婚式も素敵だな、と素直に思った。

 

11時頃からお昼ご飯に出されたタイ料理を食べて、その後は夜の披露宴まで休憩時間。長いけど、朝早かったから昼寝をしても良いし、私達は一度着替えて行ったことがなかった王宮に観光しにいった(笑)

 

結婚式って、特に女性は髪をやったりドレスを準備したりでおめかしするわけだけど、こうして色々おめかしして一日楽しめたら、おめかししたかいがあるなって思った。

おめかしして2、3時間で終わったらそれはそれでなんだか寂しい気もするのは否めないしね。

 

髪型だって、日本の女性は結婚式に呼ばれた側もそれなりにがんばるけど、タイではみんなシンプルで、なんだか気楽で楽しかった。

逆に、次に自分が日本で呼ばれたら、もう少し気楽に行こうかとも思った。日本人は招待客の気合いの入りようが異常なのかもしれない。

 

疲れてきたので、披露宴についてはまた明日。