くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

京都へ遊びに行って、友達が一人消えた話

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数年前の話です。

 

関西在住の友人に会いに、京都へ行きました。

きっかけはFacebookで私の誕生日にメッセージをくれたことから。

何通ものおめでとうメールに、機会があったらまた遊ぼう! とか、飲もう! とか、そういう返信をしていた中で、その友人は実際に空いている日程(この時期、みたいなアバウトな感じだけど)を書き込んでくれたので、久しぶりにダイレクトメッセージで連絡を取り合い、京都で落ち合うことになったのです。

 

東北に住んでいたときよりも東京からだと京都はすごく近いように思ったし、友人は一緒にグループで海外旅行に行くくらいには仲の良い間柄。

その時の旅行の様子を動画でまとめてみんなとシェアしてくれたり、フォトブック作ってくれたり、手先が器用でマメな友人でした。

 

これまでも何度か会おうかと、日程調整したことがあったのですが、予定が合わず断念していたこともあり、お互い会える日程がウマくマッチングして興奮していました。

 

場所を京都にした理由は、友人自身が京都に勤めに出ていて、案内できるお店も多かったこと、単純に外から来た私が楽しめる観光スポットも多かったことから。

そんなこんなで、日程を決めて、京都行きを楽しみにしていました。

 

思えばその兆候は前日からあったかもしれません。

友人から、仕事の関係で急遽会えるのがお昼から15時の間の三時間程になってしまった、という連絡が来ました。

仕事ならしょうがないし、友人と会った後に観光する場所がいくらでもある京都だし、と思って、構わないよーと返信しました。

返信した後一瞬、これは遠回しに会うのが難しいって言われてる? とも考えましたが、彼女は京都出身ではないし、それならハッキリ主張するだろうと思うことにしました。

 

次の日、お昼頃に京都に到着し、無事彼女と合流しました。

数年ぶりの再開。積もる話もいっぱいです。

お昼は彼女が案内してくれる予定になっていました。

 

彼女が連れて行ってくれたお店は京都駅中のレストラン街にある、ちょっとかわいい定食屋さん。東京にも系列店舗のあるお店でした。

個人的にはせっかく新幹線で出てきたし、京都で仕事をしていてみつけた地元民が行く地元の店を期待していたりもしたのですが、彼女のお気に入りらしく、かつ彼女も次の仕事があるって言ってたのでそんなに遠くにも行けないしなーと入店。

注文を済ませて、空白の数年についてお互いおしゃべりに花を咲かせました。

仕事のこと、結婚のこと(ちょうど私が結婚して間もなかった)、楽しかったあの頃のこと。

 

食事をして、一通り話し終えて、デザートがやってきて、これからのこと。

そう、『これからのこと』の会話から、アレが始まりました。

もうお察しの方もいるかもしれません。アレです。

アで始まって、イで終わる、信用を切り売りしてしまうアレです。

 

私自身、アレを否定するつもりはありません。ああいうやり方が合う人もいるんでしょう。実際国によってはメジャーなビジネスの形態の一つだったりしますし。中には法律スレスレのやり方を通す人もいますが、基本的には法律違反はしていません。

ただ、これまで自分が築いた信用が一瞬で崩れるし、そっち方向で築ける人脈に魅力も感じません。

あと私はまず与えること、とかジェダイとかヨーダ様が大好きなので(笑)自分自身がどれくらい豊かになるか、を第一に押してくるのは性に合わないな、とも思います。

(起業だったりビジネスだったり、他者に価値提供する、どんな価値を提供するか、というあたりが大事だと思っているので、こういう勧誘がきたときは、「そのビジネスは誰を幸せにするのか?」を聞いています。ひたすらビジネスをやる本人が海外行ける、儲かる、しか話さないやつは相手に価値提供することに対する意識が低いと見なして低調にお断りさせていただいています。儲かりゃいい人はいいんでしょうけど、私はそういう価値観ではないので)

 

元々それなりに深くお互いの話をしたことがある仲だったので、友人が始めたきっかけなんかを聞いてみました。友人は私が興味を持ってくれているのかもしれない、と思ったのか、とても丁寧に話をしてくれました。

変わりたいと思ったこと、すごい人と繋がれる人脈、お金を稼ぎたいと思ったこと、友人は特にその人脈を披露してくれて、何かあったときに力になるとまで言ってくれたのですが、正直東京に住んでいれば、そしてちょっとワインスクールだの、皇居ランの会だの、グロービスだのに顔を出してみれば繋がれるような感じの人達でした。

(各大手会社の社員※地方だと少ないからかな、若くして年収1000万越の人、プロの芸術家、音楽家などなど)

友人は地元を離れたことがない人だったので、とりあえず色々挑戦しているようなら、一度違う場所に住んでみるのも面白いかもね、とだけ言いました。

 

最後に友人はアレのサンプルをいくつか私にくれました。

そして、今度は東京に遊びに行くね、と言ってお店の前で分かれました。

 

友人が去った後、私は言葉にできない寂しさを感じました。

友人という人物は存在します。

けれども、みんなの好き嫌いを考えながらお店を選んでくれるような気遣いができた友人、旅行で撮った写真をデコってみんなにシェアしてくれるような友人はもういなくなってしまったように感じました。

久しぶりに会う友達。新幹線で2時間ちょっとの道程。東京で話題のお菓子を手土産に。

懐かしい話だけで盛り上がって、未来の話なんて一切しない生産性のない同窓会みたいな感じでも全然良かったな。

 

あれから、友人からは一度も直接の連絡はありません。誕生日ごとにFacebookでおめでとうメッセージはくれるけれど。

何の忖度も、仕事も関係なしに、お互いを尊重し合える友人が、一人消えたことを、本日お昼のヒルナンデスのコーデバトル、「秋の京都に女友達と遊びに行く」というテーマで思い出しました。

次はただ楽しく、京都観光したいな。

 

 

 

追記

友人と別れた後、手荷物となったアレのサンプルをコインロッカーに預けて一人京都観光へ繰り出しました。行った事がなかった神社仏閣を数件巡って、最後に京の台所でしこたま漬け物を買いました。

あの薄い大根の漬け物(千枚漬け)の試食がおいし過ぎて、色んなお店で買い付けました。また漬け物買いに行きたいです。

 

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