くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

私の最強のおひとりさま体験だった、「一人映画」

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一人カラオケ専門店、一人焼き肉専門店。

一時の流行かと思いきや、検索すると今でも結構色々ひっかかります。

人が少ない田舎ではなく、大勢の人が集まる都市部でこんなお店たちが流行っているって、面白いくらい逆説的な現象に思えてきました。

 

海外旅行だけは、向こうで食べ物をシェアするときに寂しい、という食いしん坊な理由から、一人ではなく必ず現地で誰かと落ち合う形式で一緒に行く形を取っていますが、それ以外の一人◯◯の大抵はクリアしています。

夫の帰りが遅く、自分も仕事で疲れて食事を作りたくなくて、一人ラーメン。もしくは一人松屋。たまに一人飲み。

一人カラオケも一度行ったことがあるし、一人美術館・博物館、それから一人お花見。(お花見は田舎に住んでいた頃、だたっぴろいだれもいない川沿いの桜並木の下にて)

 

色々な一人◯◯を経験した私ですが、中でも最強のおひとりさま体験だったと記憶に鮮明に残っているのは「一人映画」です。

 

え?普通に行くでしょ?って人も多いと思います。

四割くらいの男性は一人映画に普通に行くそうです。

多くのまとめサイトでも、一人映画は一人◯◯の中でもレベル1とされています。(ちなみにレベル9に一人ディズニーランドがありました)

 

ただ、わたしの一人映画は本当に、本当の意味で一人だったんです。

 

田舎の古い映画館でした。平日の昼間でした。

観たのは『ツレがウツになりまして』堺雅人が大好きだったので。

全席自由席の映画館。平日昼間ということでシアターに入るとまだ自分しかいませんでした。

一人で観に来たし、どうせならど真ん中でどーんと観よ。

と映画館の中心に座りました。

予告部分が始まって、シアター内は暗くなりました。

私は一人。

でも、途中で入って来る人もチラホラいる劇場なので、そのうち誰か入ってくるかな、と思いつつ、靴を脱いで完全にくつろぎモードに入りました。

 

宮﨑あおいと堺雅人のすがたにほっこりして、さいごちょっとほろっと涙も出て。

ぼんやりと明るくなった劇場内を見渡すと、自分以外誰もいませんでした。

 

一人で映画に来たので、それだけでも一人映画なワケですが、

劇場内でも一人だったので、完全、完璧な一人映画体験となりました。

いつもと同じように映画を観に来ただけな筈だったのに、思いがけずとても贅沢な時間となりました。

映画館を2時間くらい貸し切ると、平日でも6万円くらいはするようです(イオンシネマのレンタルシネマ調べ)休日だと10万円〜。

もしも私が入らなかったら、上映されなかったのかしら…。

 

とても貴重で、今後一生しなさそうなおひとりさま映画の体験だったなあ、

ってことをふと一人ラーメン中に思い出しました。

一人でひっそりおいしいものをいただく背徳感に似た感覚が、あの本当のおひとりさま映画にはありました。